無限になること
今日は大親友の中嶋朋子ちゃんの朗読劇へ。
舞台上でたった一人、声色をくるくると変えながら、フランソワーズ・サガンの愛の世界に誘って行く朋子姫にどんどん惹きこまれて行く時間は、さながら誘導瞑想の中。いつしか、目の前には情景が広がり空気の色や質感までが変わって行く。 一流の力というものをたっぷりと味合わせてもらって、改めて大切なことに気づかせてもらった一日。
演技、踊り、はたまた人前に出て何かをする時、もっと言えば、人との関わりにおいても。目の前の人に対して、いや、世界に対して、どれくらい自分を解き放てるかだなって思う。100%自分を開いて放ってしまうこと。それが出来た時、まるでユニバースから無尽蔵の力が降りてくる。人の心を突き動かすような力満ちた言葉や、美しさが降りてくる。きっと、何も恐れない強さや、思いやりや優しさも、同じように自分を開いた時に降りてくるんだ。 自分に自信がないと、この開いて解き放つってことが難しい。自分の価値を確認したいがために、どれくらい受け取れるかの条件を先に考えてみたり。受け取りを不十分に感じてみたり。どんどん器